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2026.06.10
#008 人は、急には変われない
— Re:balance —
「変わりたいんです」
施術中、
そう話される方は結構います。
もっと元気になりたい。
ちゃんとしたい。
前向きになりたい。

その気持ちは、
すごく自然やと思います。
でも同時に、
身体って、
そんな急には変われないんですよね。
長年染みついた呼吸。
緊張の癖。
生活のリズム。
考え方。
そういうものは、
気合いを入れた一日で
どうこうなるものじゃない。
むしろ、
急に全部変えようとすると、
身体の方がびっくりしてしまう。
昔の私は、
かなり極端でした。
食事を徹底したり。
知識を詰め込んだり。
無理やり整えようとしていた時期があります。
でも、
あの頃はずっと
何かと戦っていた気がします。
身体と。
生活と。
自分自身と。
夜。
作業机の上に、
飲みかけのぬるい麦茶。
開きっぱなしの本。
描きかけのラフ。
気づけば肩をすくめて、
奥歯を噛みしめている。

「あー……またやってるな」
そこでようやく気づく。
整うって、
劇的な変化というより、
こういう小さな気づきの
積み重ねなんですよね。
今日はちょっと呼吸が浅いな。
なんか胃が重いな。
雨の前やから、
膝が嫌な感じするな。
そういう感覚を、
無かったことにしなくなる。
Re:balanceでは、
その〝感覚を取り戻すこと〟を
とても大切にしています。
だから、
一回で全部変えようとはしません。
むしろ、
ゆっくりでいいと思っています。
呼吸が少し深くなる。
ちゃんと眠くなる。
ご飯が美味しく感じる。
そういう小さな回復の方が、
実は身体には大事なんです。
今の時代、
変化には派手さが求められがちです。
ビフォーアフター。
劇的改善。
最短。
効率。
でも、
人の身体って
本当はもっと地味なものです。
昨日より少しラク。
朝の重さが少しマシ。
呼吸が少ししやすい。
そんな変化の方が、
案外ちゃんと続いていく。
Re:balanceは、

その〝少しラク〟を
積み重ねていく場所でありたいと
思っています。


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