目をつぶる

 


施術中によく目をつぶります。

その方がより集中できるから。
でもよく忘れます。
17年施術をしていても、
本当によく忘れます^^;

脳は視覚情報の処理に、
脳のキャパシティの90%を使っていると言います。
また全身で消費している神経エネルギーの4分の1は、
目が消費しているらしい。

つまり休むとき、
”目をつぶる”だけで

かなり”脳”が休まります。

施術自体、もう手が慣れているので
8割くらいは目をつむってでもできます。

目をつぶっていると
視覚からの情報がないので、
他の感覚に意識が向きます。

手からの感覚がとくに敏感になる。

当てている手の奥にある
筋肉や骨の形や、その滞っている箇所が
よりわかるようになります。

また聴覚や嗅覚、空間の感覚も。

面白いのが
揉まれている人の受ける感覚を
よりイメージしやすくなること。

施術を受ける時って基本、
目をつぶってますよね。

だからふしぎなんですが、
目をつぶっていると
揉む側と揉まれる側の感覚、
どちらも意識ができるんです。
一体になっている感じ。

先日この感覚を再び思い出して
施術しながらとても面白かった。
そしてすごく眠い。

瞑想しながら施術している感じでしょうか。
どうしてこんなに大事なことを
毎回忘れるのでしょうか(笑)

それはついつい
”視覚にたよってしまう”
からだと思います。

視覚からの情報はとても多くて、
たよりになる。

でもお客さんの心と体の状態は、
視覚だけではわからないものも
たくさんあります。

僕の感覚では
”なんとなく”を大事にしています。

直感は7割が正しい
という名言がありますが、
まさにそうで、
”なんとなく”の感覚はだいたい合っている。

そのなんとなくをお客さんに伝えると
合っていることが多い。
その作業を何度もしていると
自分の直感が合ってくるのがわかる。

また目から見えてる情報って
おそらく極々小さな小さな一部分。

その情報も大事ですが、
視覚を遮断した時の情報も膨大で
それに意識を向ける事もとても大切。
そんなことを思い出しました。

話しは戻りますが、要は
”目をつぶると、
すごく脳が休まります”
ということ^^

休憩時はやはり
スマホはみないほうがよさそうですね(笑)

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