4/15 20周年を迎えました。~振り返り前編

4/15日は創立記念日。
なんと20周年を迎えます。
振り返っても、信じられない気持ちです。

そこでこれまでの20年を、
思い出せるだけ思い出してみたいと思い
振り返ってみることにしました。
今回は前編になります。

2005年4月。
当時、阪急水瀬駅高架下商店街島本センターにて
一月契約でテナントを借りて、
妻と二人で設備をすべて持ち込み
スタートしたのが始まりでした。

ここ島本町に住み始めて1年経った頃で、
知り合いもほぼおらず、
妻は妊娠10か月でお腹が大きく、
さてどうなるか。。

もうただやる気と希望だけに満ちていました。
受付は妻で施術者は私一人。

ありがたいことに商店街の方たちが
お客さまを紹介して下さり、
初日6人ほどご案内したのを覚えています。

それまで大阪市内の
リラクゼーションサロンチェーン店に勤めていたので、
自分でお店を構え施術をしてお金を頂くこと、
目の前できもちよさそうなお顔をされ

”楽になりました~、ありがとう…”

と言っていただけることが、
ただただ嬉しくて、喜びを感じて、
達成感で満ちた日々でした。

その2か月後に長女が誕生。
当時はなんと定年退職したばかりの父が
受付の手伝いにきてくれました。

半年後には正式にテナントとして入店し、
内装工事をして店舗を構え、
来る日も来る日もお客様に施術をしていく日々。

ただ夢中でした。楽しかったです。

気がつけば2年経ち、3年経ち。
当時お客さんだった石田が受付スタッフとして
手伝ってくれることになりました。
その頃の双子のお子さんも幼稚園でしたが
もう立派な成人に!

5年後には旧スタッフの高橋が入り
(今はHPのモデルとして活躍してくれています)。

6年後の2011年には小野がせんなにやってきました。
第一印象は“眼光の鋭い人物が来たな~”でした(笑)

小野はその前から整骨院で
バリバリ施術をしていたので、
手技などは一切伝えるものはなく、
当時から非常に高いスキルを持っていました。
そして私以上に怪我に対する知識が豊富で、
芸大出身だったこともあり、
絵や造形に関して意気投合。
そして雇用後すぐ肺炎で一ヵ月休養。
忘れもしません(笑)。

当時は私、妻もセラピストとして在籍、
高橋と小野と石田の5人で営業をしておりました。
店内の改装も2回ほどして、
どんどん心地よい働きやすいサロンへと成長してきました。
その頃、東日本大震災がありました。
商店街の中が異様に揺れていたのを覚えています。

そして商店街での仕事もいろいろあり、
催事の仕事もやりながら、
お店の営業もしながら、
“僕たちはどんなサロンをやっていきたいのか。”と、
自問自答しながら、
いつも想像を膨らませながら、
日々を過ごしていました。

当時お店に掲げていた理念があります。
「癒しを通じて、人の心を豊かにする。
優しくする。元気にする。
そしてたくさんの人の笑顔を創る。」
私の字です。

癒しから人を笑顔にしていくこと。
それにつながることなら、
施術以外にもいろんなことをしていこう!と思い、
さまざまなイベントを実施していきました。

その一つが店内で”貸出図書館”を始めたこと。

”本がストレスを癒し、
本との出会いが心を豊かにしてくれる“というテーマで、
お客様からお勧めの本の寄付を募り待合席に陳列。
お客様とシェアし合う場を作りました。
そしてなんと1000冊近く本が集まり、
待合席に所せましと本が並べられました。
この取り組みが日経MJに取り上げられたこともあります。

今ではどうしても飾るスペースがなく
縮小してしまいましたが、
いつかまたそんな楽しい空間も作りたいです。

“家庭円満スキンシップ教室”という
家庭でできるマッサージの教室もしました。
どのご家庭でもある、
お父さんお母さん、おじいさんおばあさんの
肩を揉んであげる光景。
ご家族のコリを癒してあげたら、
家族が円満になる。
でもそのスキルって、誰も教えてくれません。
だから私たちがお教えする教室をしました。

これは後にお客様からのご要望で、
町内小学校で親御さんを対象に行ったこともあります。
とても好評のイベントでした。
これもまた機会をみて
再びやりたいと思っている教室です。

2013年には
商店街にアートで活気をと企画し
”笑顔の花を咲かそうアート展”を開催しました。

参加アーティスト12名。
来ていただいた方にオークション形式で
作品を販売。
また参加者に”桜の花びら”を、
展示した等身大の桜の絵の樹に張り付けていくイベントをして、
満開の笑顔の桜を制作しました。

翌年にも第二回を開催。
少しは場を活気づけられたと思っています。

営業の合間に行ったイベントということもあって、
大変でしたが、ずっと記憶に残っているイベントです。

この頃、私と小野の作品も
お客様にご購入いただき、
なんだか新境地を開拓した気持ちにもなりました。

その頃移転計画の話が出ます。

リラクゼーションサロンとして、
癒しやリラックスを提供しているのに
天井から新幹線と特急列車の騒音が鳴り、
入り口を閉められない規約から、
商店街を歩く人たちの会話がよく聞こえ、
有線からは歌謡曲やJPOPが流れ、
その音環境をどうしてもコントロールできず、
苦しんでいました。

意を決して移転を決めたのでした。
でも駅近くの商店街という、
人目につく良い立地と、
そこでお世話になった方たちのお陰で、
お店を続けられたのも事実でした。
本当にこの場所には感謝しかありませんでした。

物件探しをはじめて3年後に、
私たちの希望に合った場所を
ようやく見つけることができました。

それが今ここにある店舗です。

移転をしたのは2015年3月。
もう10年になるんですね。びっくりです。

当時私事としては、次女が誕生。
その子も今年10歳になります。

創業当時に生まれた長女は成人です。
本当に時の経過は早いものです。

こうして振り返ると、
今のお店とはまたちがった雰囲気のお店でした。
そしてみんな若かった(笑)

今ではこんなに多くのイベントをすることはなくなりましたが、
根底にある“癒しから人の笑顔を創造する”という思いは、
今も変わりません。

施術でお客様の身体と心を癒すことが主ですが、
リラクゼーションサロンの可能性って
まだまだ広くあると想像しています。

移転をしてからの10年。
またたくさんの思い出があります。

続きは後編へ

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