Re:balance Story #003
Re:balance Story
#003
【 前回のリバランスのおさらい 】
リバランスは「 聴く、診る、触る、緩める、整える、教える 」という
一連の流れで行っていく、ボディケア&メンタルケアです。
言うなれば、総合的なヘルスケア整体です。
様々なケアの施術が存在しています。
実際に数十種の施術方法を15年間かけそれぞれの専門施設、店舗で働き、
実践にお客様や患者さんに触れ、学んできました。
だからこそ、施術方法はそれぞれ奥が深いことも重々わかっています。
色々な分野を学んだからこそ、補えていない部分が多くあることにも気づけました。
健康もリラクゼーションも、一つの分野だけ、一つの視野だけでは…
見えていない部分が多く、矛盾があり成り立ちません。
多角的な観点からみて、考え、繋げていかなければ
不完全といえます。
そこを、補った分野を作りたくて、僕はリバランスを構想しました。
と、言う感じでおさらいはこのくらいにしておきましょー(/・ω・)/
では後編、「緩める」「整える」「教える」リバランスのはじまりー!
【緩める・整える】
リバランスには段階的な施術の手順があります。
急に、硬い箇所やしんどい箇所をほぐすのではなく皮膚や筋膜から緩めます。
用いる手技の組み合わせは無限です。
大きく分けると、触診しながら行う施術、症状改善の施術、整える施術の3つ。
手順を飛ばすと、揉み返しがきつく出たり本来の効果がでなかったりします。
また硬くなった筋膜や筋肉、皮下組織を『力』で動かすと逆に硬くなる原因となります。
筋膜や皮膚や経絡の流れ、緊張、ゆがみ、滞りを目と指と掌で感じながらほぐし、整えていく。
この工程を緻密に繰り返し皮膚、筋膜、筋肉、腱、神経、骨格、内臓と順に深い施術を行います。
丁寧にその変化を微調整して、緩めていくのがリバランスの特徴の一つです。
単純に硬い箇所や、筋肉をほぐしているのとは少し違います。
体の疲労の流れというモノに逆らわず施術していく形になります。
部位に対して、過度な負荷を与えずに施術する事ができる利点は難しい施術も可能にします。
寝違いやギックリ腰などの安静が必要とされる場合も、
高齢者や極端な変形を伴う場合も、マッサージが苦手だがほぐしてほしい場合も、
施術がどうしても痛く耐えがたい方や、極度の肥満、筋量の少ない方などへも
幅ひろい層へのアプローチが可能です。
【教える】
これは毎回僕が師匠に言われたように、しつこいくらい言います。
「知識や技術」は得たものを得たまま言葉や行動にしても、効果を発揮できないのです。
一度学んだり、得たものを自分のフィルターを通して考える事が必要です。
教えられたり、何かで得たものは誰かが誰かなりにまとめた知識や経験なので
自分の知識や経験、技量以上のものは発揮できず「借りもの」になっていってしまいます。
自分は理解できていると思っている時なども要注意です。
そこで、得た知識や技術を自分のものにする為に必要な事が『人に伝える事』になります。
伝わるように言葉を選び、分かりやすいように例えを踏まえて説明する。
こうして人に伝える事を意識した時、初めて知識から自分の知恵に変化していきます。
そして、自分に足りないものが多くあることにも気づきます。
改めて説明するために必要な情報や知識を入れ直し。理解を深めることができます。
この「伝える」が出来ていない間は、師匠の言う「何年たっても、頭でっかちの下手くそ」です。
そういった経緯も含め、お客様にはわかりやすく心身の状態、改善策、
今日の施術内容、セルフケアや食のアドバイスなどを行っています。
しっかり聞きたいという方には、僕の知る限りの事は何でもお伝え致します。
リバランスの施術中や、初めの問診時、終わってからなどお申し付けください。
お客様の心身の悩みを聞かせて下さい。診させて下さい。
そうすることでお客様も、セラピストの私と一緒に心身の状態を確認しあいながら
リラックスした中での、不調改善を目指すことができます。
生きた知恵を共有して、生活に役立てて頂く。
お客様自身が自分を知ることができるきっかけになります。
僕もセラピストとしてどんどん成長していける。
それが、
聴く、診る、触る、緩める、整える、教える「リバランス」です。