先生がしてくださった揉み方を、主人にしてあげるんですよ

寝たきりのご主人の介護をされているお客様がおられます。

そのご主人が以前、当サロンを利用いただいていた方で奥様が介護のため疲れているのを見て、「あの店なら大丈夫だから」とご紹介を頂いたのがきっかけでした。

奥様も持病を患っておられ、体調が万全というわけではなく、でも家族の介護はしなくてはならないので、お身体が本当に疲弊されている感じを受けました。

介護をするのに腕を酷使されるそうで、右腕のハリが半端ではありませんでした。そして精神的な負荷からくる、背面の硬直もかなりありました。

施術させて頂くと、その張りが徐々にほぐれていく感じがあり、「どこをされても本当にきもちがいい…」と、始終深くお休みになられていました。

「ここにくるのが私の楽しみなんです。そしてね、先生がしてくださった揉み方を、主人にしてあげるんですよ。すると喜んでくれてね。」とおっしゃって下さいます。

自分が受けるだけでなく、それをご家族にもして差し上げるとのこと。

そうお聞きすると、「そうい場合は、こうして揉んであげるといいですよ。」と少しアドバイスをお伝えさせていただいたりもしました。

そのお客様の向こうにいらっしゃる、ご家族の方の姿を想像すると、よりいっそう「心をこめて、丁寧に」と思うのです。

この仕事は、お客様のからだに触れるだけでなく、その方の「人生にも触れる」仕事なのではないかと思います。

だから、お店にこられるときは、どんなお客様にとっても、大切な時間を共有させていただいているのだと自覚をし、「いつも心をこめて丁寧に」を、忘れないでいたいと思います。

(画像著作者:sherril8)

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